どうもKAKA’(@teamkaka10)です。

株式投資 第4版(緑本)を読み直しています。
長期投資家にとって大切な株式の優位性について書かれている第1部を自分なりにまとめました。

株式の優位性
長期投資家にとって大切な株式に対する優位性を下図から理解しました。

(画像ソースFigure 1. Total Returns on U.S. Stocks, Bonds, Bills, Gold and the Dollar, 1802–2013)
株式(Stocks)は債券(Bonds)、アメリカ国債(Bills)の実質トータルリターンを長期で見た場合に上回っています。
株式(Stocks)
- 株式投資の実質トータルリターン(インフレ調整後)は年率6.6〜7.0%を維持していた事。
- 株式は1929年の大暴落であっても図ではほとんど目立たない事。
- 可能な限り多くの業種の株式に、各業種の時価総額の総額の割合に応じた投資した場合に実現しうる事。
- 辛抱強く長期で保有し続けなければいけない事。
債券(Bonds)
- 債券のリターンは3.5%あった事。
- ドルの価値が下がり(インフレ)はじめてから、利回りが振るわない事。
下に続きます。

株式リスクプレミアム
株式リスクプレミアムとは、株式と短期国債の実質利回り(複利)の事を指し、200年間3〜3.5%ありました。
債券の利回りが低下した理由としては大恐慌や未曾有の金融危機を経験した投資家が資産を債券に移しリスク回避した事があげられます。
短期国債がほかの金融資産にはない信用力や法的な裏付けを備えており、こうした特質に対してプレミアム(将来のリスクを見込んだ割り高な利率)が支払われており、短期国債の利回りが僅かなものとなりました。
ただ、株式投資の利回りの高さが広く知られ株式に資金が集中する事で、将来の株式投資から得られる利益が減少する傾向にあるという説があります。
株式の魅力を認識した投資家にとっては、結果的に高い価格で株式を購入するため、高い利回りを得られる可能性が低くなってしまいます。
長期投資のための世界分散

(出典:ジェレミー・シーゲル著 株式投資第4版)
上記の図の通り、各国の実質利回りの平均値は米国の利回りからそれほどかけ離れていませんでした。
そして、どの国も長期で見た時には株式の方が利回りが優れています。
この結果から株式の利回りは債券を上回っている事がわかり、株式の優位性が強調される事がわかります。
また、いずれの国も株式に投資する事でリターンを得る事ができる事がわかります。どこの国が発展するかはわからなくても世界に投資しておけばリターンが得られる事をこの図からわかると思います。
【まとめ】資産運用で株式を選択する理由
過去200年間の米国株の実質利回りは複利ベースで年率6.7%でした。
過去200年間の政治的、経済的な混乱にも関わらず、株価が長期的に安定して上昇してきた事を考えると、経済成長をもたらすファンダメンタルズがしっかりしていれば、長期的には株価は回復する事がわかります。
株式投資で資産を増やすには複利の効果を活かす必要があり、複利の効果を手にする為には長期投資に限られます。
また、年率の利回り変動率(ボラティリティ)が低い方が複利の効果を得る事ができます。
どのタイミングで何%で下げ止まるかだれも正確に予言できないから、そして長期では株式が他の資産に打ち勝つからこそ、長期で分散されたポートフォリオを構築すべきと考えます。
最後に株式について私が良いなと思ったスノーボールさん(@snowball0317)のツイートを紹介したいと思います。
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