どうもKAKA’(@teamkaka10)です。

先日ネットを見ていると、下記の記事を読みました。
何回読んでも、どうしてこの試算になるのだろうと考えていたのですが、27日に訂正記事がでました。
再度試算したところ10年で投資は回収できましたという内容です。
diamond.jp
ただ、文章で回収できましたと記載があるだけで、シミュレーションが記載されているわけではありません。
気になるので、記事と同条件で我が家の屋根に設置した場合のシミュレーションをしてみました。
下に続きます。
記事の条件を当てはめて計算した場合90万円の黒字になる。
【記事の基本データ】
- 初期費用:600万円(オール電化改修費用含む)
- 発電容量:9.92kW
- 売電価格:48円/kWh
- 光熱費 :2.35万円/月(オール電化前)
- 電気料金:0.93万円/月(オール電化後)
【我が家の太陽光設置条件】
- 気象観測地点:大阪(住宅街)
- 設置場所 :屋根設置
- 方位(1面) :東南東
- 太陽電池容量:20.64kW
- 年間予想発電量:22,641kWh/年
- 発電した電気は全量買取
年間予想発電量はメーカーに試算をしてもらった発電量です。
①記事の発電容量の時の年間予想発電量(kwh/年)を比で求める
- 9.92kW÷20.64kw=0.48
- 0.48×22,641kwh/年=10867.68kwh/年
②年間予想発電量から10年後の予想売電額を計算する。
10867.68kwh/年×48円/kwh×10年=5,216,000円
③オール電化変更前の光熱費とオール電化変更後の電気代の差額
- 2.35万円-0.93万円=1.42万円/月
- 1.42万円/月×12月×10年=170万円
④売電費用+電気代差額
520万円+170万円=690万円
10年後の売電費用は約520万円で、600万円に80万円足りませんね。さすがにパネル等の費用だけではなく、自宅をオール電化に変えた費用も回収しようと思うと、売電費用だけではまかなえません。
ただ、オール電化に変更したことで、記事の中では光熱費が1.42万円下ったことになっています。これによって10年間で +170万円となるため、90万円の黒字となります。
記事の条件では黒字になるが・・・
記事の条件では黒字になりますが、オール電化前が2.4万円掛かっていた光熱費がオール電化にして0.93万円になるっていうのは、下がり過ぎですよね。
4人家族の子供が独立して2人の生活になりました。っていうなら可能性が出てくるのかもしれませんが、これだけ下がるのはオール電化にしたからという理由だけでは無いような気がします。
我が家が家を建てた際に関西電力に試算してもらった数字ではオール電化へ変更しても1.8万円/月が掛かります。
余談ですが、蓄電池(6.2kW)を使用しても1.6万円/月掛かる計算になっています。
2.35万円の光熱費が1.8万円に下ったとして、0.55万円/月。これを12ヶ月×10年で66万円となります。
520万円+66万円で586万円で14万円の赤字ですね。
まとめ
固定買取制度(FIT)10年で太陽光発電をおこない、自宅のオール電化改装費用を含めた初期投資を回収する事は難しいのかもしれません。
そもそも記事の中のオール電化改装費用の内容がわからないため、はっきりとした答えがだせないのが結果かもしれません。
ただ、新築で太陽光発電を始めた方は、太陽光パネル等の設備費用と工事費用であれば10年の契約でも回収はできているのではないかと思います。
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